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コンタクトレンズについて



あなたのコンタクトレンズは大丈夫ですか?

コンタクトレンズはあなたの目に直接つける医療用具です。
現在コンタクトレンズ装用者は、全国で1,500~1,800万人。
そのうちの10人に1人が眼障害を生じています。
角膜炎や角膜潰瘍など深刻な眼障害を引き起こし、失明寸前に陥ることもあります。

コンタクトレンズを装用すると、目にどんな影響がありますか?

  1. 物理的な刺激・・・直接目に触れるので刺激を与えます。
  2. 角膜の酸素不足・・角膜には血管がありません。角膜細胞は空気中の酸素を涙に溶かして使うので、CL装用中は酸素が
             遮断され、角膜が多少酸欠の状態になります。
  3. 清潔の問題・・・・お手入れを怠ると、汚れが角膜に様々な障害を引き起こします。

大切な目を守るために

  1. 眼科専門医による適切なレンズ処方と装用指導を受けましょう。
  2. 自分が使っているレンズの装用時間、装用サイクルをきちんと守りましょう。
  3. 定期検査を受け、重篤な障害を防ぎましょう。
  4. 適切なレンズケアを行いましょう。
  5. 目に違和感があったら装用を中止して、速やかに受診しましょう。
  6. 必ず度数の合ったメガネも持っておきましょう。

レンズケアの注意点

レンズの洗い方

  1. レンズに触る前は必ず手を石けんできれいに洗いましょう。
  2. 水道水、井戸水などでレンズを洗浄してはいけません。
  3. レンズを装用したまま泳いではいけません。
  4. 消毒効果の高い製品を選びましょう。
  5. こすり洗いとすすぎを十分に行いましょう。
  6. 化粧品の汚れが付着しないように、レンズをはめてからお化粧をし、外してから洗顔を行うようにしてください。
  7. レンズを使用しない日でもケアは行いましょう。
  8. 装着直前にもう一度レンズをすすいでから目に入れるようにしましょう。

レンズケース

  1. ケースは毎日こすり洗いをし、自然乾燥させましょう。
  2. ケースに残った薬剤は捨て、毎日新しい薬剤を使いましょう。
  3. 消毒液ボトルの先端を不潔にしないようにふたをしっかり閉めましょう。
  4. レンズケースはできるだけ1ヶ月に一度、長くても3ヶ月に1度は新しくしましょう。

レンズの消毒液

  1. 消毒効果の強いものを選びましょう
  2. 一か月で使い切るボトルを買いましょう(ボトルの中が汚れないように)
  3. 消毒液を正しく使いましょう。

ソフトコンタクトレンズ消毒液の種類

種類 メリット デメリット
MPS(1ボトルタイプ)
(塩酸ポリドニウムポリヘキサメチルビグアニド)
・簡便な操作 ・消毒効果が弱い
(細菌には効くが、真菌・ウイルス・アメーバには無効)
・添加物が多いので薬物アレルギーある人には不向き
・こすり洗いを怠ると全く洗浄効果がない
過酸化水素 ・強力な消毒
(MPSより効果強い
ヨード製剤より弱い)
・基本的にはこすり洗い不要
・中和が必要
・使用できないレンズもある
ポピドンヨード製剤

・強力な消毒効果
(アメーバ、ウイルス、真菌にも効く)
・ヨードアレルギーの人には禁忌

カラーコンタクトレンズについて

平成17年4月1日より、視力補正用コンタクトレンズはクラスⅢ高度管理医療機器に分類され、薬事法の規制対象となりました。
平成21年11月4日より、視力補正を目的としないカラーコンタクトレンズも同様に、薬事法の規制対象となりました。
カラーコンタクトレンズの製造・輸入にあたっては厚生労働大臣の承認が、販売にあたっては都道府県知事の販売業の許可、販売管理者の設置が義務づけられます。

カラーコンタクトレンズの弊害

レンズの問題 
  • 目をくっきり見せるためにレンズのサイズを大きくし、硬めの材質で出来ている事が多い。着色によりレンズの酸素透過が多少妨げられる。
  • 塗料をレンズとレンズで挟み込むサンドイッチ製法でなければならないのに、実際は塗料が溶け出してしまう不良品が多く出回っています。
  • 着色部位が視界を遮り、視野が狭くなります。

装用者の問題 
  • 通販で購入、お手入れや眼科での定期検査を怠る、友達同士で交換使用するなど、安易な考えの使用者が多いです。
  • お化粧感覚で使用する人も多く、つけまつ毛やアイラインなどお化粧品の汚れが問題になることもあります。
目の健康のため、カラーコンタクトレンズはできる限り使わない。
どうしても使いたいなら、薬事法に承認されたレンズを眼科医の診察・処方の上、適切な使用方法を守り、定期検査を受けながら、慎重にお使い下さい。

カラ-コンタクトレンズ適正適正使用7カ条

  1. 購入前は、眼科へ行こう。
  2. 添付文書をよく読んで正しく使おう。
  3. 装用期間を守ろう。
  4. 異常があったら、すぐに眼科へ行こう。
  5. 友達との貸し借りはやめよう。
  6. ケア用品を使ってケアしよう。
  7. 定期検査は必ず受けよう。