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翼状片


結膜(白目の表面を覆っている半透明な膜。血管があります。)の下の線維芽細胞が異常増殖して、目頭の方から角膜の中央に向かって、三角形状に侵入してくる病気です。本来血管のない角膜に結膜が侵入するため、その部分が充血したように赤くみえます。
個人差はありますが、徐々に拡大し、充血や異物感を伴ってきます。紫外線が関係していると言われています。悪性化する心配はありません。

小さいうちは視力には影響しません。大きくなると角膜が引っ張られ、角膜の乱視が出現します。さらに放置して翼状片が瞳孔を覆ってしまうと、視力は極端に低下します。そのため、ある程度大きくなって乱視が強くなったり、視力に影響したりするようになれば、手術の適応です。
通常、角膜の半径の1/2以上になれば手術をします。小さくても異物感や充血が強い場合、整容的に問題がある場合も手術の適応です。ただし再発が多く(10~25%)、再発すれば切除前より大きくなることが多いのが実情です。